テスタのデータをパソコンに転送できるPC Linkというソフトがある。
このPC Link Ver2.10とWindows7 Starterとの動作確認メモ。
PC Linkのバージョンと対応OS
このメモを書く時点(2011年4月)でのPC Linkの主バージョンが下表。
| ソフト | バージョン | 対応OS |
|---|---|---|
| PC Link 7 | 1.20 | Windows 7 XP |
| PC Link PC Link Plus | 2.10 | Windows XP 2000 ME 98SE 98 |
| DMM Link | 2.03 | Windows NT4.0 98 95 |
数年前にテスタPC510とソフトPC Link2.10を購入し、デスクトップのWindowsXPで使っていた。
ノートで使いたくなったのでインストール前に更新バージョンは出ていないかとSANWAのホームページを見たら
PC Link2.10はWindows7に対応していないとの記述を見つける。
手持ちのノートはWindows7 Starterだ。
Windows7で使えるのはPC Link7だけらしい。
PC Link2.10からのバージョンアップは無料も有料もなかった。
ホームページの表では、PC Link7とPC Linkとでは使える機種が明確に分けられていて(表を見た個人の感想です)
今後、PC Link7のPC510対応は期待できないように思えた。
| ソフト | バージョン | 対応機種 |
|---|---|---|
| PC Link 7 | 1.20 | PC7000, PC20, PC20TK |
| PC Link PC Link Plus | 2.10 | PC500a, PC500, PC510a, PC510, PC520M, PC5000a, PC5000, PC1000, PC20, PC100, PC101, PC10 |
| DMM Link | 2.03 | PC100, PC101, PC10 |
以前、PC510を追加購入しようとした時、すでにPC510が製造中止になっていて新機種PC510aが出ていた。
テスタとパソコンを接続するUSBケーブルがPC510､PC510aどちらでも使えるのか確認すると、それぞれ別のケーブルでないと
パソコンとの接続はできないとのことだった。
この接続ケーブルの値段が標準価格で7,980円。
テスタとパソコンを絶縁するための光通信ケーブル(PCはUSB接続)で機能を向上させたのかもしれないが
ケーブルだけでおよそ8,000円を買い直すのはちょっとバカらしいと思い、買うのをやめたことがある。
このようなこともありPC Link対応機種の多くがPC Link7で使えるようにならないだろうなという感じがしている。
ためしにWindows7 Starterにインストール
ダメ元でノートパソコンにインストールしてみる。
パソコンのOSはWindows7 Starter SP1。PC Linkバージョンは2.10。
ドライバをインストールするKB-USBサポートディスクはVer2.00。
PC Linkのインストールは無事済み再起動。
次にドライバをインストール。
光リンクケーブルを接続しても自動でウィザードが起動しない。ファイルの場所を指定しドライバをインストール。
デバイスマネージャーで光リンクケーブルが認識されているのを確認できた。
ケーブルを接続しているポートの設定をする。
測定開始ボタンを押すとテスタからのデータの取得はできた。
その他、cvs形式でのデータ保存、Excelへの直接データ転送(メニュー：Excel→新規book)ができるのも確認できた。
一応使えるじゃないかと思ったのだが、
その後トラブルが発生。
IE8のリンク先が別窓で表示されないという症状が出るようになった。
初めはIE8個別の問題かと考え、IE8のリセット、再インストールをするも改善しなかった。
いろいろ試した結果、PC Linkのインストールに問題があったようだ。
PC Linkをアンインストールし、レジストリ修復ツール？で修復後、元に戻った。
よって、PC Link Ver2.10はWindows7(Starter)で使えないというホームページ通りの結果になった。
現状、Windows7でデータを取り込むには、テスタ、光通信ケーブル、ソフト、すべてが買い直しとなる・・・・・が
テスタってそんなに買い換えるもんじゃないしなぁ。特に個人ユーザーにとっては。
なので、当分購入することはないだろう。
他のテスタ・PC接続メモ etc.
アジレントテクノロジのテスタでPC接続
PicoScopeを使ってみた．．．使い方メモ
電子部品・キットショップメモ書き Topへ
